歯ブラシ。水。タオル。洗剤。
「別に不満はないし、変える理由もない」
この“変えない選択”って、実はかなり賢い。行動経済学で見ると、人は最適よりも安心を優先して、毎日の判断コストを減らしているから。
この記事でわかること
- なぜ人は“いつも同じもの”を買うのか(脳の仕組み)
- 「変えるべき」と「変えなくていい」の判断基準
- 日用品の選び方を“ラクにする”コツ
1. 人は「最適」より「安心」を選ぶ
選択肢が増えるほど、人は意思決定がしんどくなる。だから日用品は、ひとたび「これで困らなかった」という経験ができると、それが正解として固定されやすい。
“いつも同じ”は、マンネリじゃない。脳が無駄な迷いを減らすための省エネ運転。
2. 「考えなくていいもの」に、脳は価値を感じる
私たちは毎日、仕事や人間関係で判断を使い切っている。だからこそ、日用品は「迷わない」こと自体が価値になる。
たとえば歯ブラシ。毎回“最強の一本”を探すより、使っていてストレスがない一本があるだけで、生活のノイズが減る。
3. それでも人が“たまに変えたくなる”瞬間
ずっと同じものを使い続ける人でも、ふと変えたくなる瞬間がある。
- 生活の区切り(引っ越し、年度替わり、季節の変わり目)
- 小さな違和感が積もったとき
- 気分を変えたいとき(合理性より感情)
このとき重要なのは「全部変える」じゃなくて、“ひとつだけ”変えること。日用品は小さな変化でも、体感の差が出る。
4. 「使うほど良くなる」ものは、相性がいい
今回のテーマでいちばん相性がいいのが、使えば使うほど“手になじむ”タイプの日用品。
なぜなら、人が“同じものを買う”理由のひとつは、慣れが生む安心だから。最初から完璧に好きじゃなくても、「気づいたらこれが一番ラク」になるタイプは強い。
5. 変えるべきか、変えないべきか:判断基準
迷ったら、判断基準はシンプル。
- 毎日触れるもの:変える価値がある(体感差が出る)
- 意識に上らないもの:変えなくていい(迷い損)
そして、変えるときは「最高」を狙うより、「長く続く」を狙う。人は結局、“続いたもの”を好きになるから。
最後にひとこと
“いつも同じ”は、惰性じゃない。
迷いを減らして、自分のリソースを守るための賢い仕組み。
だからこそ、変えるなら「ひとつだけ」。そして「続くもの」を選ぶ。